”鴨長明=方丈記”が、やっと答えられるレベルのオヤジです とほほ。
ちょっと前に日本の原点”神話”に興味が湧き、”古事記を読もう!!!”と勢い込んで口語訳の古事記を購入しましたが、カタカナにも弱いオヤジは、情けなくも挫折、読みきることができませんでした
何とか読める古典を探して、見つけたのが”方丈記”です
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。
世の中にある、人と栖と、またかくのごどし。
まず手にとったのは、”すらすら読める方丈記 中野孝次”
(とはいえ、いつもの酔ってからの寝る前読書、流し読みですけどね)
解説文を少し紹介します
平家と源氏が争った時代を生きた鴨長明の肉声を今の時代に鮮やかに蘇らせる。
大地震、大火、大飢饉、辻風、さらに遷都を体験し、ついには方丈の住居暮らしに本当の安心を得た生き方が心に沁みる。
どうです? 読みたくなるでしょう?
なにぶん、流し読みプラス基礎知識不足なので、ザックリとしか補足できませんが、
鴨長明は、大地震・大火・大飢饉・辻風(竜巻)・遷都といったもの凄い体験をしています
しかも自分の足で出かけ、自分の目で確かめ、実地に体験したことを詳細に書き残しています
《ゆく河の…》という句も、観念で無常を説いた訳ではなく、河の流れを見つめ続けた結果、辿りついた想い(哲学?)が凝縮されているようです 強烈な好奇心と実証精神の持ち主です
さらに短歌、随筆のみならず、音楽にも秀でた人であったらしく、琴・琵琶の名手だったようです
なかなか魅力的な人だったようですね
知識不足をまたまた露呈しますが、読み進んでいくと、鴨長明に限らず隠遁者が多く存在していたことにも驚かされます 鴨長明も妻子がありながら、隠遁生活に入ったようです
当然ひとりで死を迎えることになります
最期は、心の平穏をどう保つか、どういったカタチの死を選択するかといった事も考えなくてはいけません このあたりはオヤジもこれからの大きな課題ですね… どうしましょう???
家族・友人から頂く安らぎは、勿論大きな支えとなるでしょうが、それを受けいれる心の平穏を保つのは当人だし、死に方(生き抜き方)を選択すべきも当人ですからね…
ところで、こちらもおもしろいですよ 何となくしか理解できてないけどね
”日本人のこころの言葉 鴨長明 三木紀人”
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